塾講師は結婚できない?あなたの悩みを解決するために

この記事の監修者
教育転職ドットコム 吉田
キャリアアドバイザー
詳しく見る新卒で会計コンサルティングファームに入社し内部統制構築支援や決算早期化支援プロジェクト等に携わった後、リクルートへ転職。教育領域で大学を中心とした高等教育機関の募集戦略の策定やマーケティング支援に携わる。その後学習塾を立ち上げ、創業2か月で単月黒字を達成。学習塾運営のみならず、高校大学受験のための進路指導講演会、高校入試問題の作成等、「教育」分野へ広範にわたって関わり、2022年株式会社コトブックへ参画。
「生徒の成績を上げることにやりがいはある。でも、ふと自分の将来を考えると不安になる…」
あなたは今、こんな悩みを抱えていませんか?
- 恋人と休みが合わず、すれ違いばかり
- 「塾講師」という職業柄、結婚相手の親に反対されないか心配
- この働き方のまま、子育てができるイメージが湧かない
20代後半から30代に差し掛かると、周りの友人が次々と結婚し始め、焦りを感じることも増えますよね。「塾講師を続けていたら、一生独身かもしれない」という孤独感は、あなただけのものではありません。
この記事では、多くの塾講師が抱える「結婚できない」という不安の正体を解明し、キャリアを捨てずに幸せな家庭を築くための具体的なアクションをお伝えします。
「塾講師は結婚できない」と感じてしまう理由
「好きで選んだ仕事だけど、このままでいいのか…」 ふとそんな不安がよぎるのは、塾講師という働き方に不安があるからですよね。
すれ違う勤務時間
これが最大の課題です。一般企業に勤めるパートナーが帰宅して夕食をとる19時〜22時は、塾講師にとって授業のピークタイム。逆に、あなたが帰宅する深夜には、相手はすでに就寝していることも珍しくありません。
- 平日のコミュニケーション不足:
- 連絡がLINE中心になりがちで、「おはよう」や「おやすみ」のタイミングを合わせるのにも工夫が必要です。
- 生活リズムのズレ:
- 帰宅後の生活音で相手を起こさないよう配慮した結果、同じ屋根の下で過ごしながらも顔を合わせる時間が限られてしまいます。
「同居しているのに、すれ違いばかり」という孤独感から、関係の構築に悩むケースは少なくありません。
世間とズレる平日休み
世間が休みの時こそ、塾はかき入れ時です。土曜の補習や日曜の模試、祝日の特訓講座など、カレンダー通りの休みが取りづらいことは、結婚生活における大きなハードルとなります。
- 共有時間の確保が困難: 友人の結婚式、将来的な子供の学校行事や家族旅行など、週末のイベントに参加できない場面が出てきます。
- パートナーへの育児負担: 将来子供ができた際、土日に「ワンオペ育児」を強いてしまう懸念があります。お互いの協力体制や理解がなければ、不満が蓄積しやすいポイントです。
昇進・昇給や経済面への不安
20代のうちは同年代と比較して遜色ない給与水準であっても、塾業界の給与カーブは30代以降に緩やかになる傾向があります。特に教室長(スクールマネージャー)以降のキャリアパスや役職手当が限定的な場合、大幅な昇給を見込みにくいのが現状です。(参考:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/396)
- 長期的な資金計画の課題:
- 退職金制度が未整備の中小規模の塾も存在するため、住宅ローンなどの長期的な借り入れに慎重になるケースが見られます。
- 教育費に関する悩み:
- 他者の教育を支援する一方で、自身の子供に十分な教育資金(私立への進学など)を準備できるか、経済的な不安を抱く講師も少なくありません。
後悔しないために今からできる4つのこと
「塾講師だから無理」と諦める前に、現状を打破するためにできることがあります。不安を解消するための具体的なアクションを見ていきましょう。
パートナーと将来を話し合う
察してもらうのを待つのではなく、具体的なシミュレーションを共有しましょう。
- 「夜型の生活だけど、朝食は一緒に食べるようにしよう」
- 「土曜は仕事だけど、日曜と月曜の午前中は二人の時間にしよう」
お互いの譲れないポイントと、歩み寄れるポイントを明確にすることで、「すれ違い」は「役割分担」へと変わります。
会社の福利厚生を把握する
就業規則や福利厚生を、もう一度しっかり読み込んでみてください。
- 育休・産休の取得実績はあるか?
- 時短勤務制度は使えるか?
- 家族手当や住宅手当はあるか?
意外と知られていない制度があるかもしれませんし、制度をしっかり活用し、ライフワークバランスを整えることが大切です。
ロールモデルとなる先輩を探す
社内や業界の知り合いに、結婚して幸せに暮らしている人はいませんか? 「どうやって時間をやりくりしているのか」「奥さん(旦那さん)とはどう接しているのか」。成功している先輩の具体例は、何よりの教科書です。もし社内にいなければ、SNSやブログで発信している同業者を探してみるのも手です。
転職も視野にキャリアを考える
もし、「今の会社ではどうあがいても結婚生活と両立できない」と判断したのであれば、環境を変えることも立派な選択肢です。 塾講師のスキルは、他の塾や教育企業でも高く評価されます。「結婚」を機に、より条件の良い職場へステップアップする人は珍しくありません。
ライフステージに合わせた働き方の選択肢

「塾講師を辞めるしかない」と極端に考える必要はありません。教育への情熱を持ち続けたまま、ライフスタイルに合わせて働き方をチューニングする方法はいくつもあります。
ワークライフバランス重視の塾へ
同じ塾業界でも、企業によって働き方は異なります。
- 大手予備校や一部の個別指導塾:
- コンプライアンスが徹底され、週休2日が完全保証されているケースが多いです。
- 分業制が進んだ集団指導塾:
- 「授業のみ担当」といった役割分担により、事務負担が軽減されています。
環境を見直すことで、現在の悩みが大きく改善される可能性も十分にあります。
オンライン塾で在宅講師に
普及が進むオンライン指導では、自宅から授業配信を行うため、通勤時間をゼロにできます。「夕食を準備した後に2時間だけ指導する」「子供が寝た後に働く」といった柔軟なスタイルが可能で、育児との両立もしやすい環境です。
教育業界の他職種へ転職
「現場」にこだわらなければ、スキルを活かせる職種は広がります。
- 教材制作・編集:
- 授業のノウハウをテキスト作りに活かす。基本は日中勤務・土日休み。
- 教育系IT(EdTech):
- アプリ開発や導入支援。IT業界の柔軟な働き方が魅力。
- 学校法人・大学職員:
- 広報や生徒募集。安定性は抜群。 教育に関わりながら、カレンダー通りの生活を手に入れるルートです。
「教えるスキル」を活かして、理想のワークライフバランスを叶えるキャリアパス
「授業以外の仕事が自分にできるだろうか」と不安に思う必要はありません。あなたが培ってきたスキルは、教育現場以外でも高く評価されます。ここでは、ワークライフバランスを整えやすく、かつ「教育」に関わり続けられる4つの職種を紹介します。
教材制作・編集職:現場の知見を企画に
「生徒がどこでつまずくか」を最も深く理解しているのは、現場の講師です。教材出版社や塾の運営本部では、その「現場感覚」に基づいた企画力が強く求められています。
- 仕事内容:
- テキストや模試の作成、校正、カリキュラム開発。
- メリット:
- 基本的にデスクワークで、勤務時間は9時〜18時が一般的です。土日祝休みが確保されやすく、家族との時間を大切にできます。
- 活かせるスキル:
- 情報を整理し、わかりやすく構成する力。
IT・EdTech企業:教育×テクノロジー
タブレット学習や学習アプリなどの教育IT(EdTech)業界は、現在急速に成長しています。エンジニアでなくても、システムの導入や活用を支援する「カスタマーサクセス」や「営業」として、多くの元講師が活躍しています。
- 仕事内容:
- 学校や塾へのICT教材の提案、導入後の運用サポート。
- メリット:
- リモートワークやフレックス制度など、柔軟な働き方を取り入れている企業が多いのが特徴です。
- 活かせるスキル:
- 現場の運用イメージを具体化し、関係者に分かりやすく説明する能力。
学校法人・大学職員:生徒募集や広報
安定した環境でライフイベントに備えたい場合、大学や私立学校の職員は有力な選択肢です。特に「入試広報」の部署では、受験業界の動向に詳しい塾講師の知見が重宝されます。
- 仕事内容:
- オープンキャンパスの運営、高校への訪問、入試説明会でのプレゼン。
- メリット:
- 福利厚生が充実しており、中長期的な生活設計が立てやすい環境です。
- 活かせるスキル:
- 人前で話すプレゼン力、保護者の不安に寄り添う対話力。
人材紹介・キャリアアドバイザ
「人生の岐路に立ち会い、サポートする」という点で、進路指導と親和性が高い仕事です。教育業界専門のエージェントなどで、求職者や企業の相談に応じます。
- 仕事内容:
- カウンセリング、書類添削、面接対策、求人紹介。
- メリット:
- 実績が正当に評価される仕組みがあり、ビジネススキルを磨くことで自身の市場価値も高まります。
- 活かせるスキル:
- 相手の本音を引き出す傾聴力、目標達成に向けた伴走力。
あなたのキャリアと幸せを、プロと一緒に考えよう
「塾講師」と「結婚」は、決して二者択一ではありません。すれ違いや将来の不安は、働き方を少し工夫したり、環境を変えたりすることで解消できる課題です。
大切なのは、一人で悩み続けず、ご自身の将来と向き合う時間を持つことです。生徒の未来を支えてきたように、あなた自身の理想の未来についても、一度真剣に考えてみませんか。
もし今の環境での解決が難しいと感じたら、教育業界に精通したエージェントへ相談するのも有効な手段です。あなたの「教える力」を正当に評価し、私生活も大切にできる場所を一緒に探していきましょう。
この記事の監修者
教育転職ドットコム 吉田
キャリアアドバイザー
詳しく見る新卒で会計コンサルティングファームに入社し内部統制構築支援や決算早期化支援プロジェクト等に携わった後、リクルートへ転職。教育領域で大学を中心とした高等教育機関の募集戦略の策定やマーケティング支援に携わる。その後学習塾を立ち上げ、創業2か月で単月黒字を達成。学習塾運営のみならず、高校大学受験のための進路指導講演会、高校入試問題の作成等、「教育」分野へ広範にわたって関わり、2022年株式会社コトブックへ参画。