教員からの転職体験談|給与や働き方のリアルな変化を紹介

この記事の監修者

教育転職ドットコム 田中
代表取締役
詳しく見る教員の道を志すもまずはビジネス経験を積もうとコンサルティングファームに入社の後、リクルートに転職。人事採用領域と教育領域で12年間、法人営業および営業責任者として従事し、年間最優秀マネジャーとして表彰。退職後、海外教育ベンチャーの取締役などを経て株式会社コトブックを創業。大手学習塾や私立大学など教育系企業のコンサルティングなど教育領域に関する知見を活かし、教育領域の転職支援を行う傍ら、京都精華大学キャリア科目の非常勤講師も務める。
教員を辞めて転職したら後悔する?
結論:後悔する人は少ない。
「教員を辞めて後悔する?」「安定した仕事なのにもったいない?」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
私自身、教育業界に特化したキャリアアドバイザーとして、数多くの教員の方々の転職をサポートしてきました。その経験から断言できるのは、教員から民間企業へ転職して「後悔した」という方はいなかったということです。
本記事では、実際に転職を成功させた元教員のリアルな声を紹介します。ワークライフバランスの改善、収入アップ、新たなキャリアの可能性など、転職後に得られたメリットを具体的にお伝えします。
「このままでいいのかな」と思いながら働いている方にとって、キャリアを前向きに考えるヒントになるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
教員を辞めて後悔する人は少ない3つの理由

教員からの転職で後悔する人が少ないのは、主に以下の3つの理由があります。
休日数が増える
学校という場所は、平日の授業だけでなく、土日の部活動や行事、長期休暇中の補習など、休日に出勤する機会が非常に多いのが特徴です。
しかし、多くの民間企業は、カレンダー通りの休日が保障されています。土日祝日が完全に休みになり、有給休暇も計画的に取得できるため、趣味やプライベートに充てる時間が増えます。
これは、多くの元教員が転職後に真っ先に挙げるメリットの一つです。
残業時間が減る
教員の業務はは授業だけでなく、授業準備、テストの採点、部活動の指導、保護者対応など多岐にわたり、長時間労働が常態化している学校も少なくありません。
文部科学省の調査でも、教員の長時間勤務が問題視され、以下のデータによると一般労働者よりも教員の拘束時間の方が長いことがわかります。
教員の一日あたりの在校時間
小学校教員の1日あたりの在校等時間 | 10時間45分 |
---|---|
中学校教員の1日あたりの在校等時間 | 11時間45分 |
(参照:文部科学省 教員勤務実態調査(令和四年度))
一般労働者の一日当たりの平均拘束時間
1日あたりの平均労働時間 | 一日当たりの所定外労働時間 | 休憩時間 | 一日当たりの拘束時間 |
---|---|---|---|
約6.8時間 | 約0.5時間 | 約1時間 | 約7.8時間 |
(出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」)
一方で民間企業では、労働時間の管理体制が整っており、残業時間についても厳格にルールが設けられているケースが一般的です。
転職することで、仕事とプライベートのメリハリをつけやすくなり、心身ともに余裕が生まれるでしょう。
年収は上がる場合も下がる場合も
年収は、転職先やキャリアプランによって大きく変動します。
ケース | 具体例 | ポイント |
---|---|---|
年収が上がる場合 | ・20代など教員として年収があがりきっていない時期での転職 ・教員の経験を即戦力として活かせる業界職種への転職(例:塾講師、教材開発など) ・大企業や成長中のベンチャー企業への転職 | 民間企業では教員のような年功序列ではなく、成果や実力に応じた評価制度を導入していることもあるため、短期間で大幅アップの可能性もある |
年収が下がる場合 | ・30代以降である程度の年収に到達している時期での転職 ・未経験としての転職 ・特定のスキルが求められない事務職などへの転職 | 初年度は下がる可能性もあるが、経験を積めば将来的に上昇も見込める。キャリアの幅を広げるチャンスになることも多い。 |
教員は、年齢や勤続年数によって年収が安定して上がっていくのが特徴ですが、転職先の企業によっては、実力や成果が年収に直結します。教員時代にはなかった「頑張れば頑張った分だけ評価される」という環境にやりがいを感じる人も多いです。
教員から教育業界に転職した体験談

教員時代の経験を存分に活かせるのが、教育業界への転職です。ここでは、教育業界へ転職した6名の体験談を紹介します。
Aさん:公立小学校教員 → 教材開発職(30代・男性)
「毎日定時で帰れるなんて夢のようです。教材開発では、教員時代に感じた『ここがもっとこうなったらいいのに』という思いを形にできます。また、教育の内容について他のメンバーと議論する機会があるのも新鮮で、自分にとってとても有意義な時間です。自分のアイディアが全国の子どもたちの学習に役立っていると思うと、やりがいを感じますね。」
【転職活動の軸】
教育業界に広く貢献できるかどうかを重視しました。
【転職活動で苦労したこと】
教材開発職は求人自体が多くはないため、自分に合った会社を見つけるのに苦労しました。
【転職の成功ポイント】
- 教育への熱意:現場での経験をもとに、教育にどう貢献したいかを明確に面接で語れた。
- 教員時代の経験:現場の課題を深く理解しているため、ユーザー目線での教材開発に貢献できた。
【転職後の働き方】
定時退社が基本。余暇を使ってスキルアップや家族との時間も大切にできるようになった。
【転職後初年度の年収】
560万円
Bさん:公立中学校教員 → 塾講師(20代・男性)
「授業に集中できる環境が一番の魅力です。部活動指導や雑務に追われることがなく、生徒一人ひとりと向き合えます。公教育ではどうしても比較的学力の劣る生徒のレベルに合わせなければなりませんが、その制約がないため授業内容や進め方も自分の裁量で決められます。だからこそ、その人に合わせた本当の教育ができ、教育への情熱が再燃しました。」
【転職活動の軸】
集団塾の塾講師に絞って転職活動をしました。
【転職活動で苦労したこと】
塾ごとに特色やカルチャーが異なるので、その塾に合わせた志望動機をしっかりと語れるよう、企業研究と面接練習に時間をかけました。
【転職の成功ポイント】
- 得意な科目:特定の科目に特化することで、生徒指導のプロフェッショナルとして評価された。
- コミュニケーション能力:教員時代に培った生徒や保護者とのコミュニケーション能力が強みになった。
【転職後の働き方】
13時出社22時退社で水曜日と日曜日が休みです。たまに会議などで早出することはありますが残業はほぼありません。
【転職後初年度の年収】
480万円
Cさん:公立中学校教員 → 大学職員(30代・女性)
「教員時代には、多くの生徒の進路相談を経験し、その経験を活かして大学で学生のキャリア支援を担当しています。部署移動もあり、学生のキャリア形成という事業全体に深く関われるようになったことで、より大きなやりがいを感じています。土日休みが保障され、残業も少ないため、プライベートも充実させられるようになりました。」
【転職活動の軸】
大学職員に絞って転職先を探しました。
【転職活動で苦労したこと】
大学職員の求人は人気が高く倍率も大きいため、選考対策に時間をかけました。また、教員の仕事をしながら転職活動をしたので、時間の調整に苦戦しました。
【転職の成功ポイント】
- 進路指導の経験:生徒の進路相談や進学指導の経験が、大学の学生支援業務に直結した。
- 組織運営への関心:学校運営に関わった経験が、大学の事務・運営業務に役立った。
【転職後の働き方】
残業は少なく、土日祝も確実に休めるため、ワークライフバランスが改善しました。
【転職後初年度の年収】
500万円
Dさん:私立高校教員 → 難関大学専門塾の講師(30代・男性)
「私立高校では担当クラスや業務が多く、授業準備に集中しきれないこともありました。しかし、転職先の塾では、レベルの高い授業の質を追求することに専念できます。年収もアップしました。」
【転職活動の軸】
自分の専門科目を徹底的に追求できる環境で働きたいという思いがありました。また、努力が収入や評価に直結する成果主義の環境で、自分の力を試したいと考えていました。
【転職活動で苦労したこと】
難関大学専門塾は即戦力性を重視するため、模擬授業の質やこれまでの実績が厳しく見られました。学校教員としての経験を、塾ならではの指導スタイルにどう応用できるかを工夫するのに苦労しました。
【転職の成功ポイント】
- 高い専門性:特定の科目や難関校対策に精通していることをアピールした。
- 成果主義への適応:自分の指導力が直接評価に結びつく環境にやりがいを感じた。
【転職後の働き方】
教員時代は部活の顧問として使う時間が多かったので、転職してから全体的な労働時間は減ったように感じます。
【転職後初年度の年収】
650万円
Eさん:公立高校教員 → 通信制高校教員(30代・女性)
「全日制高校の教員時代は多忙でしたが、通信制高校では生徒一人ひとりの学習進度や状況に合わせた指導が可能です。教員時代の経験を活かしつつ、多様な生徒に落ち着いて向き合うことができています。また、リモートで勤務する日もあるため、自分のペースで働けるようになりました。」
【転職活動の軸】
生徒との関わり方に多様性があり、寄り添った教育が実現できる校風を重視して転職先を選びました。
【転職活動で苦労したこと】
通信制高校は学校ごとに特色が大きく異なるため、教育理念やサポート体制をしっかりと調べ、自分の希望と合う学校を見極めるのに時間がかかりました。
【転職の成功ポイント】
- 教育の多様性への理解:多様な背景を持つ生徒への対応力や、個別の学習支援の経験が評価された。
- デジタルリテラシー:オンラインツールや学習管理システムへの対応力があることをアピールした。
【転職後の働き方】
週数日はリモート勤務が可能で、働き方の柔軟性が高まりました。
【転職後初年度の年収】
450万円
Fさん:公立高校教員 → EdTech企業の高校向け営業職(20代・男性)
「営業職は未経験でしたが、教員時代に「現場の課題」を肌で感じていたことが最大の強みでした。学校の先生方の気持ちがわかるため、単に商品を売るのではなく、教育課題を共に解決するパートナーとして信頼してもらえる役割を担うことができました。その結果、成果が正当に評価されるようになったと感じています。」
【転職活動の軸】
若くても成果が正当に評価される社風であるかどうかを重視しました。また、自身のコミュニケーション力を活かし、教育現場に貢献できる仕事を軸に転職先を選びました。
【転職活動で苦労したこと】
営業経験がなかったため、面接で「数字を追うことに耐えられるか」を繰り返し問われました。そこで、教員時代の具体的な数値目標(クラス平均点アップ、部活動での大会成績など)を示し、数字へのコミット力を伝える工夫をしました。
【転職の成功ポイント】
- 現場の課題理解:教員時代の経験が、営業先である学校への提案に説得力をもたらした。
- 高い対人スキル:生徒や保護者、同僚との調整役として培ったコミュニケーション能力が活かされた。
【転職後の働き方】
土日が確実に休めるため、家族と過ごす時間が確保できるようになりました。
【転職後初年度の年収】
510万円
教員から異業界に転職した体験談

教員時代の経験は、教育業界以外でも十分に活かせます。特に、コミュニケーション能力や課題解決能力、マネジメント能力は、多くの業界で高く評価されます。
Gさん:公立小学校教員 → 求人広告の営業職(20代・男性)
「求人広告の営業は、クライアント企業の課題を聞き出し、解決策を提案する仕事です。教員時代に培ったヒアリング力や提案力が活かせていると感じることも多いです。日々新しいことを学びながら、自分の成長を実感できることがとても嬉しいです。」
【転職活動の軸】
若いうちに営業スキルを磨き、成果が正当に評価される環境で成長したいと考えました。また、マーケティングの知識も身に付けたかったので広告業界を選びました。
【転職活動で苦労したこと】
面接では「提案力」や「課題解決力」を具体的に示すことが求められました。そのため、教員時代の経験からこれらの力を裏付けられるエピソードを整理し、伝わる形にするのに苦労しました。
【転職の成功ポイント】
- ヒアリング力:保護者面談などで培った、相手の課題やニーズを聞き出す力が評価された。
- 提案力:生徒一人ひとりに合わせた学習プランを立てていた経験が、クライアントへの提案に活かされた。
【転職後の働き方】
営業未経験ながらも入社半年で目標を達成し、早期に成果を残すことができました。平日は残業をすることもありますが土日は確実に休みなので友人と過ごす時間が増えました。
【転職後初年度の年収】
490万円
Hさん:公立小学校教員 → 事務職(20代・女性)
「教員時代は授業準備や生徒指導で毎日が忙しかったですが、事務職に転職してからは定時退社が基本です。子育てを見据えての転職でしたが、理想のワークライフバランスが実現できたことに満足しています。仕事にやりがいを感じないかと不安でしたが、正確に業務をこなし、会社に貢献できていることに今は充実感を得ています。」
【転職活動の軸】
結婚をきっかけに子育てを見据えて転職したので、残業の少なさと福利厚生の内容で選びました。
【転職活動で苦労したこと】
教員から事務職への転職は直接的な業務経験がないため、志望動機やスキルの言語化に苦労しました。特に「なぜ事務職なのか」を説得力を持って伝えるために、教員時代の書類作成やデータ処理の経験をどのように関連づけるか工夫が必要でした。
【転職の成功ポイント】
- 正確な書類作成能力:教員時代に多くの書類作成を経験しており、正確な事務処理能力が評価された。
- マルチタスク管理能力:複数の業務を同時にこなしていた経験が、事務職の業務に活かされた。
【転職後の働き方】
定時退社ができています。子育てをしながら働き続けられる環境が整いました。
【転職後初年度の年収】
350万円
Iさん:公立中学校教員 → キャリアアドバイザー(20代・男性)
「進路指導の経験が転職に役立つとは思いませんでした。キャリアアドバイザーは、求職者一人ひとりの適性や希望を聞き出し、最適なキャリアプランを提案する仕事です。生徒の可能性を引き出してきた経験が、大人のキャリア支援に活かせています。サポートしていた求職者の方に内定が決まった瞬間は、教員時代以上に喜びが大きく、この仕事のやりがいを強く感じました。」
【転職活動の軸】
個人に深く貢献でき、誰かの人生に影響をもたらせる仕事を選びました。
【転職活動で苦労したこと】
面接対策に最も苦労しました。自身の転職では転職エージェントを活用し、担当してくださったキャリアアドバイザーの方に何度も模擬面接をしていただいたことで、乗り越えることができました。
【転職の成功ポイント】
- 進路指導経験:生徒の個性や適性を見極め、適切なアドバイスをする力が強みになった。
- コーチングスキル:生徒の悩みに寄り添い、自走を促すコーチングスキルが活かされた。
【転職後の働き方】
夜に面談が入ったり、土曜日に出勤することもありますが、労働時間は厳格に管理されているため、ワークライフバランスは充実しています。
【転職後初年度の年収】
530万円
Jさん:公立中学校教員 → IT企業 インサイドセールス(20代・女性)
「インサイドセールスは、顧客の課題をヒアリングし、自社の商品やサービスで解決策を提示し、商談につなげる仕事です。教育現場では生徒や保護者など関わる人の多様な課題を理解し、それに応じた対応をしてきましたが、その経験がそのまま顧客対応に活かせています。IT業界は専門用語も多く最初は苦戦しましたが、日々学びながら多様な顧客とのコミュニケーションを通じて成長を実感できています。」
【転職活動の軸】
将来性のある業界で専門知識を身につけ、長くキャリアを積んでいけることを重視。特に大きく成長しているIT業界に絞って活動しました。
【転職活動で苦労したこと】
転職活動当初は、ITの専門用語や業界知識が不足していたため、面接での質問にうまく答えられないこともありました。そのため、業界研究を徹底的に行い、面接練習を重ねることで克服しました。
【転職の成功ポイント】
- 課題解決能力: 生徒や保護者の課題を特定し、解決策を提示する力が評価されました。
- 顧客志向: 相手の立場に立って考え、信頼関係を築く力が活かされました。
【転職後の働き方】
リモートワークを取り入れながら働けるようになったので通勤から解放されたことが嬉しいです。学習時間やプライベートの時間も確保できるようになりました。教育現場よりも成果が数値で明確に評価されるため、自分の成長を実感しやすいです。
【転職後初年度の年収】
530万円
Kさん:私立高校教員 → 研修講師(20代・男性)
「教員として培った『人に教える』スキルを活かせる仕事を探していました。企業研修の講師として、大人相手に教える経験は新鮮です。自分の知識や経験が、企業で働く人々の成長に貢献できることに喜びを感じています。」
【転職活動の軸】
教育の経験を活かしつつ、子どもだけでなく大人の成長に関わることができる仕事という軸で選びました。
【転職活動で苦労したこと】
学校教育と企業研修は対象も目的も異なるため、教員としての経験をそのまま伝えるとミスマッチになりがちでした。面接では「教育経験をどう企業研修に置き換えられるか」を意識し、授業設計や教材作成、受講者とのコミュニケーション力を具体的に言語化することに苦労しました。
【転職の成功ポイント】
- プレゼンテーション能力:授業で培った分かりやすく伝えるスキルが評価された。
- 教材作成能力:分かりやすい研修資料やコンテンツを作成できる能力が強みになった。
【転職後の働き方】
企業研修のスケジュールに合わせて出張も多いですが、その分、日中は研修に集中し、夜はしっかり休める環境です。
【転職後初年度の年収】
490万円
Lさん:公立高校教員 → 広告運用職(20代・男性)
「このまま教育業界にいてキャリアの先が見えないことに不安を感じ、独学でマーケティングを学び始めました。SNS広告の運用やWEBサイト制作を試行錯誤しながら学ぶうちに、成果が見える面白さに夢中になり、『これを仕事にしたい』と強く思うようになりました。転職後は、毎日新しい知識やスキルを吸収しながら、成果が数字として返ってくる仕事に思い切り打ち込めています。自分の成長を実感でき、今は本当に楽しく働けています。」
【転職活動の軸】
独学で培ったマーケティングの知識を活かせること。特に広告運用やデジタルマーケティング分野に携われる職種を志望しました。
【転職活動で苦労したこと】
広告運用の仕事は実務経験が求められることが多く、未経験採用枠は限られていました。エージェントを通じて非公開求人を紹介してもらえたことが大きな転機となりました。
【転職の成功ポイント】
- 学ぶ姿勢:未経験ながら独学で広告運用やWEB制作を継続的に学んでいたことが、強い成長意欲として評価された。
- 論理的思考力:物事を体系的に考え、課題解決策を導き出す力が評価された。
【転職後の働き方】
今が大事な時期だと考え、思いっきり仕事に打ち込んでいます。成果が数字としてダイレクトに反映されるためやりがいを感じるとともに、学んだ知識をすぐに実務に活かせる環境で働けています。
【転職後初年度の年収】
430万円
教員を辞めて後悔しないために必ずするべきこと
「転職してよかった」と心から思えるように、転職活動を始める前に以下の3つのことを必ず実践しましょう。
転職で何を叶えてどうなりたいのか明確にしよう
転職の目的が曖昧なままでは、軸がブレてしまい、後悔する可能性が高まります。まずは自己分析を徹底的に行いましょう。
【自己分析の例】
項目 | 思考のヒント |
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転職の目的 | なぜ教員を辞めたいのか? 転職で「何」を手に入れたいのか?(例:収入アップ、ワークライフバランス、やりがい) |
キャリアの軸 | 将来どんな自分になりたいのか? どんなことにやりがいを感じるのか? |
強み・スキル | 教員として培った強みは何か? (例:コミュニケーション能力、課題解決能力、マネジメント力、計画性) どんな経験が活かせそうか? |
自己分析を通じて、あなたが本当に望む働き方やキャリアパスが見えてきます。
教員のキャリアに精通した第三者から客観的なアドバイスをもらおう
転職活動をスムーズに進める上で、業界特化型のエージェントを活用することは非常に有効です。
非公開求人の紹介 | 一般には公開されていない、優良な非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。 |
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業界・職種の情報提供 | あなたの教員経験が活かせる業界や職種に関する深い情報や、最新の市場トレンドを提供してくれます。 |
応募書類の添削・面接対策 | 履歴書や職務経歴書の添削、模擬面接などを通じて、あなたの魅力を最大限に引き出すサポートをしてくれます。 |
企業との橋渡し | あなたの強みを企業に伝え、企業との間に入って年収交渉や入社時期の調整などを行ってくれます。 |
第三者視点でのアドバイス | 客観的な視点から、あなたのキャリアプランや転職活動の進め方について具体的なアドバイスを提供してくれます。 |
特に、教員としての経験を異業種で活かしたいと考えている場合、自身のスキルをどのように「翻訳」して伝えるかが重要になります。教育業界に理解があり、かつ他業界の転職事情にも詳しいキャリアアドバイザーのサポートは、あなたの転職成功の大きな鍵となるでしょう。
「教育転職ドットコム」なら教員から異業界への転職も得意
「教育転職ドットコム」は、教育業界の転職に特化した転職エージェントです。これまで多くの教員からの転職を成功させてきた実績とノウハウで、あなたの転職活動を強力にサポートします。
- 教員としての強みやスキルを客観的に見つけるお手伝いをします。
- 教育業界はもちろん、教員の経験が活かせる異業界の求人も多数保有しています。
- 教育業界のキャリアに精通したキャリアアドバイザーが、企業探しから面接練習までサポートします。
転職を検討している段階でも大丈夫です。まずは、無料相談であなたのキャリアについてお話ししてみませんか?
この記事の監修者

教育転職ドットコム 田中
代表取締役
詳しく見る教員の道を志すもまずはビジネス経験を積もうとコンサルティングファームに入社の後、リクルートに転職。人事採用領域と教育領域で12年間、法人営業および営業責任者として従事し、年間最優秀マネジャーとして表彰。退職後、海外教育ベンチャーの取締役などを経て株式会社コトブックを創業。大手学習塾や私立大学など教育系企業のコンサルティングなど教育領域に関する知見を活かし、教育領域の転職支援を行う傍ら、京都精華大学キャリア科目の非常勤講師も務める。